
多くの観光客で賑わうラスベガスサイン 10月17日
アメリカ史上最悪といわれ死者58人、546人が負傷した乱射事件からまもなく3週間、ストリップ地区は事件前の様子を取り戻しています。
時おりホテルのマーキーに表示される『#VegasStrong』の文字だけが、事件を思い出させるものに。

追悼ウォーク 10月15日
もちろん犠牲者を悼む気持ちが無くなったわけではありません。
15日には追悼ウォークがおこなわれました。
フェイスブックで拡散されたこのイベントに2,500人以上が参加表明。
『#VegasStrong』と書かれたTシャツを着用し、
サーカスサーカスホテルから事件現場の
マンダレイベイホテルまで、ラスベガスブルバードを2時間にわたり歩きました。

花やキャンドルが捧げられたラスベガスサイン 10月17日
ストリップ地区各地にあった献花場はほとんどが撤去されました。現在は事件現場にも近いラスベガスサインが献花場に。

十字架をひとつづつ見る人も ラスベガスサイン 10月17日
サインの後ろ側には58本の十字架が置かれています。
十字架はシカゴに住む元大工さんが作り届けてくれたもの。
十字架一本づつに犠牲者の名前が書かれ写真や星条旗、故人を偲ぶ言葉がつづられた中に折り鶴も。

メッセージを書く人 ラスベガスサイン 10月17日
サインの周りに置かれている岩やキャビネット、フェンスの土台などあらゆる空白のスペースにはすべてメッセージが書き込まれていました。
ラスベガスサインに置かれた十字架や品物は11月12日、ラスベガス近郊にあるクラークカウンティ・ミュージアムに移され、いずれは展示される予定です。

#VegasStrong Tシャツ フラミンゴホテル 10月18日
『#VegasStrong』は「事件に負けない、私たちは強い」という思いを表わしたもの。事件直後からSNSで使われ、最近ではいくつかの団体がTシャツを販売しています。
デザイン、値段は団体により違いますが1枚15ドルから25ドル。利益は100%犠牲者や負傷者をサポートする基金に寄付されます。
MGM系列、シーザーズ系列のホテルのギフトショップでも購入可。
また、
シーザーズパレスホテルのナイトクラブ「OMNIA Nightclub」では、ベネフィットコンサートを11月7日に開催。
スティーブ・青木、ティエスト、ゼッド、カスケイドなど人気DJが多数出演します。
入場料は男女とも30ドルから。

コンサート会場向かい側の道路に掲げられたバナーにメッセージを書く追悼ウォーク参加者 10月15日
コンサート会場にはまだフェスティバルの看板やライドがそのままになっているものの、会場に残された個人の持ち物ーバッグや財布、帽子、シューズ、チェアなどはすべて収集されました。これらは一ヶ所に集められ、取りにきた人にはを返却しています。
会場周辺では一部で通行止めが続いてますが、解除されるにはまだ時間がかかりそうです。
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